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模写の効果的な進め方

模写の効果的な進め方

ただ漫然と模写をするだけで満足して終わってしまうのは、とてももったいないことです。模写は、絵が上手くなるための通過点手段の一つにすぎません。

効果的に模写を進め、絵の上達を加速させるためには、以下の2つのポイントを明確にしておく必要があります。

  1. 「何を学ぶために」模写するのか、目標を明確にする
  2. 立てた目標をクリアできる「題材」を選ぶ

模写の難易度と最適な題材の選び方

これらは線画が中心であるため、比較的取り組みやすいです。
写真の模写は難易度が高いです。

写真を模写するには、形、シルエット、構造、明暗、色彩など、多くの情報を正確に読み取る力(観察力)と、それを絵で再現する力(描写力・表現力)が必要となるためです。

ポイント: 写真はカラーのものよりモノクロの方が色味に惑わされず描写できるため、難易度は少し下がります。

初めから写真模写に挑戦するのは難しいため、まずは線画やイラストの模写から始め、表現方法を学ぶことが効率的です。

模写を繰り返すことで、観察力と描写力は徐々に身についていきます。

「表現方法」を学ぶための模写と題材選び

あなたが描きたい絵、目指したい表現はどのようなものでしょうか?リアルな表現だけでなく、アニメ風、水彩画のような表現など、表現方法は多岐にわたります。

表現方法を変えたい場合は、まずその表現方法から学ぶ必要があります。

憧れの表現を分析・模写する

最も早い方法は、自分の好む表現をされている教本やイラストを模写することです。

例えばスケッチやクロッキーであれば、素敵な線の使い方をしている方の絵を模写します。

ただ真似をするのではなく、パターン描く流れを分析し、自分の絵に組み込んでいきましょう。

この分析して模写する過程が、人体を描けるようになるための重要なステップです。

色塗り(表現)を学ぶための資料

アニメ塗り、水彩塗り、厚塗りなど、さまざまな塗り方が載っているメイキング本などがおすすめです。本によってはPSDファイルやメイキング動画が特典としてついているものもあります。

詳しい教材については動画本編にて!
まずは線画やイラストの模写から表現方法を学び、その後、写真模写の段階で学んだ表現方法を実践していくという流れが、スムーズな上達に繋がります。

実践:グリッドを使った模写テクニック

まずは線画の模写に取り組みます。模写をする際は、以下の要素を常に意識することが大切です。

  • 比率
  • 長さ
  • 角度
  • ネガティブスペース(空白部分)

いきなり真っ白なキャンバスに描くのは難しいため、まず模写対象が収まるギリギリの大きさで四角い箱で囲い、目印を作ります。

グリッド線を作成する

四角い箱の中に、グリッド線を引いていきます。

ツールの活用:CLIP STUDIO PAINTなどのソフトには「グリッド表示」機能があるので活用しましょう。

線と線の位置関係が把握できれば良いので、必ずしも正方形でなくても構いませんが、最終的には縦横を四分割にします。人体を描く上で比率の把握はとても重要です。

注意点

  • 拡大しすぎない:全体のバランスが捉えにくくなるため、等倍か縮小して描く方が良いです。
  • 画面の角度:画面を机に置いて描くと歪んで見えるため、画面を立てて描く方がバランスが取りやすいです。

グリッドを活用した実践的な模写

グリッドをコピーして横に置き、模写元と同じグリッドを作って描き始めます。

線の観察と目印付け

  • 線がどこから始まって、どこで終わるのかを確認します。
  • 線の長さの比率(例: 1辺の1/4のところなど)を確認します。
  • ネガティブスペース(余白)の形を確認し、出っ張り部分に目印をとります。

描画

  • 始まりと終わりの目印に向かって線を引きます。曲線が難しければ、直線でアタリをとっても大丈夫です。
  • 線と線、点と点の位置関係を考えながら書き進めます。

慣れないうちはグリッドをさらに増やして細かく書いていくのも有効です。慣れてきたら、グリッドなしで箱だけを目安に描けるようにすることが最終的な目標です。

模写の効果を最大化する「自己評価」のステップ

模写を終えたら、必ず「自己評価」を行いましょう。


今回の記事では、模写の効果的な進め方」の基本をご紹介しました。

動画講座本編では実際に模写をする過程を、より詳しい解説と実践や、色塗りについてを動画を交えながら学習できます。
動画本編はこちら

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