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足による感情表現 『動きと感情 神技作画』

足による感情表現 『動きと感情 神技作画』

本記事は書籍『動きと感情表現 神技作画』の抜粋記事です。
アニメーターのtoshi先生が、キャラクターの「動きと感情」を表現するための、動作とポーズの描き方を説明するChapter 3をご提供いただきました。今回はChapter 3の足による感情表現を紹介していきます。


足の絡みを描く

足の組み方にもさまざまな感情が表れます。ここでは足の表情を見てみましょう。

「足の基本を知る」

足の仕草や絡め方、表現をまとめてみました。あわせて描き方のポイントを説明していきます。

足の裏とすねの描き方

足の裏の形をしっかり考えて!
土踏まずや、かかとの形状を考えて、描いていきましょう。
すねの丸みが魅力になります。
足の形をしっかり捉えて!
個々の足がどうつながっているかを考えて、描いていきましょう。
土踏まずはへこんだ感じに。
かかとは飛び出ている感じに!

「太ももとふくらはぎの描き方」

足の形と厚みを考えて、描いていきましょう。
太ももの立体感と潰れ感を表現しましょう。
足の甲の形を考えながら、足の厚みを描いてみましょう。
足の裏と甲の厚みを意識して描いてみてください。
角度によっての膝の向き、ふくらはぎの角度を考えて描きましょう。
すねとふくらはぎの丸みを出してみましょう。
膝とすねの立体感を考えます。

立体的な女子の足の描き方

人物の立体表現は細かな表現の集合体と言えます。動きによる細かい足の表現を考えていきましょう。

「動きによる足の表現を考える」

足を伸ばしたり曲げたりすると、筋肉の伸び縮みにより筋肉の形が変わります。
筋肉の細かな表現で足の立体感が生み出されます。

座り姿

太ももの丸みと厚み、ふくらはぎの丸みなどを考えていきましょう。
足の丸みを考えて、描いていきましょう。
パンツを描くと、わかりやすいかも!
丸みと厚みのある膝を描いていきましょう。
ふくらはぎの丸みを考えて!
身体の回転を考えて描いていきましょう。
膝の裏側をしっかり描くことで、リアリティーが生まれます。
太ももの大きさと丸みを意識してみてください。
足の凹凸を意識して描いていきましょう。
膝の丸みと少し飛び出たところを表現しましょう。
動きによって変化する形状を考えて!
膝回りを考えることで、奥行きのある足になります。
膝の裏の形状を意識して描いていきましょう。

足組みの描き方

足組みの表情をまとめてみました。角度での見え方の違いや足組みの色気を考えていきましょう。

足組みの形を知る」

まずは足組みの形を見ていきましょう。以下は足を組んだときの下絵です。どのように足組みされているか絵を見ながら考えていきましょう。

足組みの基本ポーズ

足組みはこのように左右の足が上下に重なっています。
膝の部分で足を曲げ片方の足に乗っけることで足組みされているのがわかると思います。
アオリを考えるときは三角形をイメージしましょう。
肉の丸みを表現します。
太ももの食い込みを考えながら描いていきましょう。
地面に向かったパースを考えて描いていきます。
足の向きを考えながら描いてみてください。
俯瞰パースを考えて描きます。
お尻の流れから足にかけてのつながりを意識して描いていきます。
地面の位置がどこにくるかに注意しましょう。
太ももの潰れは大切です!
足の形をしっかり考えて、丸みも意識します。
つま先の形をしっかり考えて描きます。

女性の内股表現を考える

女性のかわいらしさを表現するのにとても大切になってくるのが内股の表現です。女性ならではの足の表現を見ていきましょう。

「膝を少し内側に」

女性の足を描くとき膝を少し内側に描くと女性らしい内股になります。膝の向きを考えながら描いていきましょう。

立っているとき

女性の足は少し内股に。
膝のラインから内股感を意識してみてください。
膝裏のくぼみも考えて。
太ももも内股に。
膝を少し曲げるときも膝は少し内側に曲がります。
足の向きをしっかり考えて描いていきましょう。

他のポーズ

膝の方向を考えて描いてみましょう。
膝の方向を内側に向けます。

サンダルの描き方

男女問わず言えますが、足元を描くときにとても重要なアイテムになるのが履き物です。女性の場合は特にそのキャラクターのイメージを左右するくらい大切なアイテムになってきます。今回はその履き物の中からよく使われるサンダルを見ていきましょう。

基本の手順

描き方はサンダルに限りませんが、履き物を描くときは、まず足を考えてその足に履き物を描き足していく流れが描きやすいと思います。

①まずは足を描いていきます。
②足の裏に合わせて、サンダルの底を描いていきます。
③その上にサンダルのひも類を描いていきます。そのときに、足の甲の三角形と、甲の正中線を考えて描いていきましょう。
④不要な線を消して、出来上がりです。

ポーズごと注意点

足の形を意識します。
足の甲の正中線を引いて、甲の中心を出し、サンダルのひもを描いていきます。
甲の三角形を考えて!
サンダルを履かせるときも、足の形をしっかり意識します。
足の角度を見るためにガイドラインを引くと、わかりやすくなりますよ!
右足は真横、左足は少し手前に傾いている感じです。

履き物はキャラクターのイメージを膨らませてくれる大切なアイテムです。いろいろな履き物を描くようチャレンジしてみてください。


以上、「動きと感情表現 神技作画」(著: toshi)の抜粋記事でした。Amazonなどで絶賛発売中です。
動きと感情表現 神技作画 by toshi