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上半身の描き方

上半身の描き方

「人体のスケッチに挑戦したけれど、なんだかバランスがおかしい…」「筋肉の構造が複雑すぎて、どこから描けばいいのかわからない」と悩んでいませんか?

人体をすぐに描かず、筋肉を図形化してから描く方法で学習効率とデッサンの質を飛躍的に向上させることができます。

この手法には、主に以下の2つの大きな利点があります。

バランスと立体感が「一瞬で」把握できる

人体を複雑な構造としてではなく、胸郭や骨盤といった大きな図形として捉えることで、全体のバランスと立体感を直感的に把握できます。

スケッチの土台が安定するため、その後の線画が格段に描きやすくなります。

描くプロセスで「筋肉への理解」が深まる

図形化の過程で、どこにどの筋肉があるのか、どのように繋がっているのかをじっくりと観察することになります。

教科書を読むだけでなく、見る・考える・描くというプロセスが一体となるため、短時間で効率的に筋肉の知識が定着します。

1:土台となる「胸郭と骨盤」のあたりを取る

人体スケッチの土台となる胸郭(胸椎、肋骨、胸骨に覆われた部分)と骨盤のあたりを、まずは簡単な卵型の楕円形でざっくりと描きます。

2:胸郭と骨盤をイメージして形を整える

1でとったアタリを骨格を意識して整えます

3:鎖骨と腕を描く 肩を円で描く

胸郭に沿って鎖骨を描き、腕は円柱、肩はであたりを取り、体幹と四肢の接続部分を確立します

この時点で、描いたあたりの不透明度を下げ、薄く見える状態にしておきましょう。これは、次のステップで筋肉の図形を上から配置しやすくするためです。

最後に、主要な筋肉をシンプルな図形として配置していきます。筋肉の形を意識して、図形をパズルのように埋めていくイメージです。

4:上部の筋肉を付け加える

不透明度を下げた図形をベースに、首の胸鎖乳突筋、胸の大胸筋、肩の三角筋、腕の上腕二頭筋・三頭筋などを図形化して、正確な位置に配置していきます。

5:腹部の筋肉を付け加える

6:線画を描く

ここまでで描いてきたアタリを参考に線画にします

今回の記事では、上半身の「図形化」のプロセスをご紹介しました。

動画講座本編では図形化した後の線画に起こしていく過程を、より詳しい解説と実践動画を交えながら学習できます。
動画本編はこちら