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人体の描き方 – 立ちポーズ『初心者でもわかる人体の描き方』

人体の描き方 – 立ちポーズ『初心者でもわかる人体の描き方』

本記事は書籍『ちょこっと人体解剖学で圧倒的にうまく描けるキャラクターデッサン』の抜粋記事です。

ソーテック社様から、チャンネル登録者数12万人超えのお絵描きYoutuber みにまる先生が、キャライラストの描き方から練習方法まで丁寧に解説した本の一部をご提供いただきました。

今回は 3章 SECTION 01 の 立ちポーズの内容を紹介します。


人体の描き方

自分が描いた線に着目しながら、人物全身を描いていきます。簡単なポーズから始めましょう。

ジェスチャードローイングで描く

「POSEMANIACS」というサイトを使ってクロッキーを描いてみます。別のサイトや好きな写真でも方法は同じです。ジェスチャードローイングで描いていくので、CSIライン(P46参照)を意識します。

立ちポーズ
初心者は立ちポーズから始めるのが簡単です。
正面なら正中線(体の中心)、背面なら背骨のラインを意識して頭から足先まで長いラインを最初に描きます。

①ジェスチャーラインを描く

このジェスチャーラインが重要!
これに合わせるように身体を描いていきます

正中線ラインを足先まで描きます。わかりやすく赤い太いブラシを使っていますが、アナログ鉛筆1本で描いても大丈夫です。腰の位置も追加しています。

②頭を描く

輪郭とアゴをしっかり描くことが多いです

最初に頭を軽くシルエットで描きます。

③胸郭と骨盤を描く

胸郭と骨盤は背筋を伸ばしているとそれぞれ後ろ下がり、前下がりになります

胸郭と骨盤を描いて、わかりやすく正中線も追加しています。骨盤のV字ラインも描くことが多いです。

④脚を描く

ラッピングラインをランドマークに入れています

腕よりも脚の方が全体の重心を取るときに重要なので、脚から先に描きます。ラッピングラインを各所に追加して、立体的に把握していきます。

⑤腕を描く

腕を描くときは手の位置を最初に決めて、肩とヒジの位置に繋ぐように描くとバランスが取りやすいです。

⑥完成

顔のパーツは描かなくてもOK
手と足は省略して別に練習します

各部を少し整えます。消しゴムを使ってもOK。ここまで2分ほどで描ければ上々です。最初は5分くらいで描いても大丈夫ですよ。

立ちポーズのチェックポイント!

人は、立っているときは背中が反ってお尻は突き出ています。首は前に傾いているので、頭からお尻までは S 字になるのが基本です。背中が反っているときの胸郭と骨盤の角度を覚えておきましょう。
脚や腕は基本的には2本の線で簡単に描いていきます。太ももの前面や、脛骨のラインを描いたり、ふくらはぎの筋肉を丸く楕円で描いています。
ラッピングラインを入れることで、立体感が掴みやすくなります。
手や足は丸や四角で省略して簡単に描きます。人物クロッキーでは全体の流れを重視するので、手足はまた別に練習しましょう。

以上、 ソーテック社より『ちょこっと人体解剖学で圧倒的にうまく描けるキャラクターデッサン』(著: みにまる)の抜粋記事でした。Amazonなどで絶賛発売中です。
ちょこっと人体解剖学で圧倒的にうまく描けるキャラクターデッサン by みにまる