思い通りに服を描くための思考整理術とその描き方
五七翔二
11月下旬
セミナー
人体・ポーズ
ドローイング
上達法
服を着せると手が止まる、シワを描き込むほど絵が崩れる方に向けた着衣クロッキー講座。「全体像→シワ」の優先順位と、タイト/オーバーサイズで覚えるシワの法則を学び、狙った服の印象を短時間で描ける力を身につけます。
開催日時:
2026/11/27 20:00 JST
講義時間:
1:30:00
開催場所:
Discord
対応字幕:
無し
購入期限:
2026/11/20 20:00
視聴期限:
アーカイブあり
お知らせ:
無し
対応通貨:
円
服を着せると手が止まる、シワを描き込むほど絵が崩れる。そんな悩みを持つ、人体のクロッキーを描いたことがある方に向けた着衣クロッキー講座です。
着衣クロッキーは短い時間で描くぶん、シワを1本ずつ追う余裕がありません。だから「全体像→シワ」の順番が、そのまま手に残ります。
「全体像→シワ」の優先順位と、タイト/オーバーサイズの2タイプで覚えるシワの法則を学び、講師の実演を見て、ご自身も手を動かして確かめます。
資料から必要な線だけを拾い、狙った服の印象を短時間で描けるようになることを目指します。
服が描けないのは、シワより先にシルエットを決める順番を知らないからです
キャラクターの体は描けた。あとは服を着せるだけ。そこで、どこに線を引けばいいのか分からず手が止まる。
衣服の資料を開き、見えるシワを一本ずつ追っていく。描き込むほど全体のバランスが崩れ、描きたかった服の印象から離れていく。消して、また資料を見て、同じところでつまずく。
多くの方は、これを「手数が足りない」「シワのバリエーションを知らない」せいだと考えて、メイキング動画や資料を集め続けます。
けれど本当の原因は、上手い人が描くときの順番、つまり「まず全体像、次にシワ」という優先順位を持っていないことです。順番を知らないまま結果だけを見ても、資料の表面をなぞることしかできません。
資料を見ても、自分の絵の服に活かせない方へ
✔︎ キャラクターに服を着せた途端、どこに線を引けばいいか分からず手が止まる方
✔︎ 衣服の資料を見ても必要な線を選べず、「それっぽい服」にならない方
✔︎ 何年か絵を描いていて、メイキングやTipsにも目を通しているのに、垢抜けない方
※本講座は、人体(素体)のクロッキーを描いたことがある方に向けた講座です。
「シワを写す」から「シルエットから組み立てる」へ。着衣クロッキーの描き方を変えます
迷わず描き始める「全体像→シワ」の優先順位
シワの細部から描き始めると、全体のバランスと服の印象が崩れます。講座では、先にシルエットを取り、次にシワを考えるという描く順番を、思考の途中式として整理します。クロッキーのような短時間の作画でも、この順番で描き進められるようにします。
タイトとオーバーサイズに絞った「描き分けの公式」
服の構造を網羅的に覚えるのではなく、タイトとオーバーサイズの2タイプに絞ります。「生地の厚み」と「サイズ感」という2つの判断基準で、シルエットとシワの違いを描き分けます。覚える量を絞るから、描く場面ですぐに使えます。
約20分の着衣クロッキー実演と、その場でのワーク
講師が着衣クロッキーを描きながら、どこから捉え、どのシワを拾っているかをその場で解説します。実演のあとは、受講者のみなさんも着衣クロッキーに挑戦します(提出はありません)。頭で分かった気になるだけで終わらせず、手を動かして確かめます。
着衣クロッキーで描く順番が決まると、資料の見え方が変わります
「シワを描き込むほど崩れる」から「シルエットを先に取る」へ
細部を追いかける描き方では、描き込むほど全体像が崩れていきます。先にシルエットを決めておけば、シワを足しても服の印象は崩れません。
「資料をなぞる」から「必要な線だけを拾う」へ
シワができる理屈とパターンを知ると、実写の資料の中から、自分の絵に必要な線を選べるようになります。資料をそのまま写す必要はなくなります。
「メイキングを眺める」から「途中式を読み解く」へ
上手い人がどの順番で何を考えて描いているのかを知ると、メイキングや資料の見方が変わります。結果だけでなく思考の過程まで読み取り、自分の技術に取り込めるようになることを目指します。
線の役割からデフォルメした4つのシワまで、絵にそのまま使える6つの知識
線の役割と強弱を知り、必要な線を選んで引く
輪郭や境界を示す線と、陰影を補う線。線の役割を整理し、陰影や輪郭の存在感に合わせた強弱のつけ方を学びます。「どこを線として拾うか」に理屈がつくと、服のシワの学習がスムーズになります。
細部に囚われない「全体像→シワ」の描く順番
シワの表現に囚われると、全体像を見失い、狙った印象から離れてしまいます。まずシルエットを取り、次にシワを考える。この優先順位を、資料を見るときにも自分で再現できる手順として身につけます。
シルエットに出る「生地の厚みとサイズ感」
タイトな服とオーバーサイズの服では、シルエットのラインのリズムや、素体とのボリュームの差が変わります。「生地の厚み」と「サイズ感」の2つの判断基準で、服の印象を描き分けます。
目の前のシワを3つの型に分ける(吉村パターン・テンション・ドレープ)
シワの粒度や種類の違いを、吉村パターン、テンション、ドレープといった型で整理します。目の前の服のシワがどの型なのかを判断できれば、すべてを写さなくても説得力のある線が引けます。
部位とアングルで変わる「シワのパターン」
腕や脚、胴体など、部位ごとに現れるシワのパターンを見ていきます。同じ服でもアングルによってシワの見え方は変わります。角度が変わっても迷わないための見方を押さえます。
イラストにそのまま使える「4パターンの簡単なシワ」
腕や脚などの筒状の部分、胴体やスカートなどの緩やかな面、肘や膝・脇などの関節部分、その他の特殊なシチュエーション。リアルなシワをデフォルメし、イラストやクロッキーにそのまま使えるシンプルな描き方に落とし込みます。
短時間で捉える着衣クロッキーだから、シワより先に全体を見る癖がつきます
クロッキーは、短い時間で対象を捉える練習です。細部まで描き込む時間がないからこそ、最初に全体のシルエットを取り、残りの時間で必要なシワだけを選ぶ判断が求められます。
本講座では、この「全体像→シワ」の判断を、着衣クロッキーという実践の中で繰り返します。シワが必ずしも正確である必要はありません。服の印象を伝えるための基礎があれば、短時間でも狙った印象を描けます。
イラスト技法書の執筆にも携わる講師が、描くときの思考まで言葉にします
五七翔二 イラストレーター
筑波大学芸術専門学群卒。イラストレーター歴5年。Vtuber、ライトノベル、ソーシャルゲームなど、様々な分野でキャラクターイラストを制作しています。お絵描き講座パルミーやPOSEMANIACSでは講師として出演したり、イラスト技法書の執筆に携わったりもしています。
講座のあとの着衣クロッキーは、最初にシルエットを取るところから始められます
受講当日のうちに、「全体像→シワ」の優先順位と、シワができる基本の理屈を持ち帰っていただきます。
次に衣服の資料を開いたときは、見えるシワを端から追うのではなく、まずシルエットを取り、次に必要なシワを選ぶ。この順番で、ざっくりと違和感のない服を短時間で描く感覚を掴んだ状態を目指します。
着衣クロッキーで覚える判断基準は「生地の厚み」と「サイズ感」の2つだけです
服の構造やファッションの系統をすべて網羅しようとすると、情報が多すぎて描く場面で使えません。
本講座ではあえて、タイトとオーバーサイズの2タイプ、「生地の厚み」と「サイズ感」の2つの判断基準に絞ります。だから90分の中で、理屈を学び、講師の実演を見て、ご自身の手で試すところまで進められます。
線の役割から着衣クロッキーの実演まで、4つの章を90分で通します
※当日は進行状況に応じて、一部構成や時間配分を調整する場合があります。
イントロ・全体説明
・問題の再定義 — 複雑なシワを闇雲に描くうちに全体像を見失い、完成度を上げられない原因の整理
・講座の目的(Before / After)と全体像の共有
第1章:「根拠のある線」を引くための、線の役割
・線の役割(輪郭や境界の明示、陰影表現の補助)
・強弱のつけ方(陰影を意識した強弱、輪郭の存在感に合わせた線画表現)
第2章:衣服を描き分けるための公式
・「シルエット」に現れる違い(長いライン/短いラインのリズム、素体とのボリュームの差)
・「シワ」に現れる違い(シワの粒度と種類:吉村パターン、テンション、ドレープ)
・部位(腕や脚、胴体など)ごとに見るシワのパターン
・アングルで変わるシワ表現
・実演/ワーク/質疑応答
第3章:リアルなシワをデフォルメに落とし込む
・パターン別の簡単なシワの描き方(筒状の部分/緩やかな面/関節部分/特殊なシチュエーション)
・練習ロードマップの提示
第4章:着衣クロッキーで、学んだことを手に定着させる
・講師によるデモンストレーション(着衣クロッキー+解説/20分程度)
・受講者による着衣クロッキーのワーク(提出なし)
・まとめ
質疑応答
服のシワに苦戦してきた講師だから、みなさんがどこで悩むのかが分かります
衣服のシワは、多くの絵描きにとっての鬼門。絵を始めたばかりなら、あまりの難しさに思わず投げ出したくなってしまうかもしれません。
しかし、ご安心を!!!!!
どれだけ複雑に見えるものでも、多くの先人がそうであったように、じっくりと取り組んでいけば必ず描けるようになります。僕も衣服のシワにはかなり苦戦しましたが、だからこそ皆さんがどこで悩むのか、どんな解決方法を望んでいるのかを分かっているつもりです。
今では時間を忘れて延々と描き込んでしまうくらい、服のシワが大好きです。皆さんにも是非、この気持ちを味わっていただきたい! 本セミナーを通じて、皆さんのお悩みを解決出来たら幸いです。
次の着衣クロッキーから、シルエットを取って迷わず描き始められます
キャラクターに服を着せるたびに手が止まり、資料のシワを追いかけては全体を崩してしまう。その原因を「手数が足りないから」で片づけてしまうと、資料を集め続けても同じ壁にぶつかり続けます。
足りていないのは知識の量ではなく、描くときの順番です。まず全体像、次にシワ。この途中式があれば、資料の中から自分の絵に必要な線を選べるようになります。
本講座では、その順番とタイト/オーバーサイズの描き分けの公式を、講師の着衣クロッキーの実演とご自身のワークを通して体感していただきます。
このまま資料のシワをなぞり続けますか。それとも、シルエットから組み立てて、狙った服の印象を短時間で描けるようになりますか。当日、Discordの画面越しにお会いできるのを楽しみにしています。
講座詳細
| 開始日時 | 2026/11/27 20:00 JST |
| アーカイブ | あり |
| 開催場所 | Discord |
アーカイブ動画の視聴について
アーカイブはポーズマニアックス上で視聴可能です。セミナー開催から公開まではお時間をいただく場合があります。
講師
自己紹介
2020年から活動開始。キャラクターイラストの制作をメインに、技法書の執筆や添削業務、講師役としての出演経験なども。 ・誠文堂新光社様、「完全解説 表情が輝く 瞳の描き分けテクニック(描きテク!)」 ・MF文庫J様、「大っっっっっっっっっっ嫌いなアイツとテレパシーでつながったら!?(著:かつび圭尚)」イラスト担当 ・株式会社パルミー様、「9周年記念イラストコンテスト」MV制作、審査員担当