アニメ塗りで学ぶイラストの立体演出
イラスト講師たか
Nov Early
セミナー
ライティング
着色
立体感を出そうとしても絵が平面的で野暮ったくなる問題を解決するために、基本形態への分解と影のデザイン法を学び、ぼかしに頼らずメリハリと立体感のある目を引く絵が描けるようになるアニメ塗りの講座です。
DateTime:
2026/11/06 20:00 JST
Duration:
1:30:00
Venue:
Discord
Caption:
None
Order deadline:
2026/10/30 20:00
Viewing deadline:
Archive available
Notice:
None
Currency:
JPY
アニメ塗りは、ぼかしでごまかしが効かない塗り方です。影をどこに、どんな形で置いたかが、そのまま絵の仕上がりに出ます。
だからこそ、アニメ塗りで影の位置と形を一つずつ決めていくと、イラストの立体感をどう見せるかの判断が鍛えられます。
本講座は、ぼかしを使わないアニメ塗りだけでスカートとリボンを塗ります。基本形体への分解、明暗の決め方、影の形のデザインまでを順に通し、アニメ塗りの影を自分で決めるための判断基準を、ワークを通してお渡しします。
アニメ塗りが雑に見えるのは、影の形を決めないまま色を置いているからです
アニメ塗りで立体感を出そうとしても、影をどこに、どんな形で置けばいいのか確信が持てない。だから細いブラシで少しずつ塗っては直し、仕上がりはどこか雑で初心者っぽく見えてしまう。
そこで多くの人は「色味が悪いのかもしれない」「まだ知らない技法があるはずだ」と考え、新しい塗り方やブラシを試し、ぼかしやテクスチャで影の粗をごまかそうとします。けれど、ぼかしでなじませても影の形の迷いは残り、アニメ塗りの持ち味であるメリハリが薄れていきます。
本当の原因は、モチーフを基本形体に分解して整理できておらず、頭の中で影の形を組み立てられていないことです。この講座は、モチーフを分解し、影を一つずつ計算して置くところから、アニメ塗りを組み立て直します。
アニメ塗りの影を感覚で置いて、塗るほど雑に見えてしまう方へ
✔︎ 箱や円柱のような基本形体は塗れるのに、スカートのように少し複雑なモチーフをアニメ塗りにしようとすると、どこを暗くすればいいのか分からなくなる方
✔︎ 影の位置や形に自信が持てず、細いブラシで少しずつ塗り重ねた結果、仕上がりが雑で初心者っぽく見えてしまう方
✔︎ メイキングで見た塗り方やブラシを試し、最後はぼかしで影をなじませてみても、前の絵と何が変わったのか自分でも分からない方
※本講座はアニメ塗りに特化しています。厚塗りや写実的な塗り、ぼかしを使った塗りは扱いません。
アニメ塗りでは、ぼかしを使わず影の形だけで立体と印象をつくります
アニメ塗りの土台になる「基本形体への分解」
スカートは円柱、裾のヒラヒラは連なった円錐。複雑に見えるモチーフを簡単な立体に分けることで、影を置く面の向きと明暗を迷わず判断できる土台をつくります。
ぼかしに頼らない「フラットなアニメ塗り」
あえてぼかしを使わず、影の輪郭だけで立体を表現します。ごまかしが効かない塗り方だからこそ、影の位置と形を一つずつ判断する力が鍛えられます。
影を絵の魅力に変える「陰影のデザイン思考」
アニメ塗りの影は「暗い色を塗る場所」ではなく、絵の印象を決めるデザイン要素です。影の形が与える印象の違いを学び、狙った印象に合わせて影の形を選ぶ練習をします。
影の形を先に決めれば、アニメ塗りは太いブラシでスパッと塗れるようになります
これまで「なんとなく暗そうな場所」に影を置いていた決め方を、講座では「この面は光源に背を向けているから暗い」「この影は三角形で見せる」という理由で決める方法に置き換えます。
細いブラシで何度も塗り重ねていたのは、影の位置と形が決まっていなかったからです。講座では、影の位置と形を先に決めてから、太いブラシでメリハリのある影を置く手順を実演とワークで通します。ぼかしでごまかさず、影の輪郭だけで立体感とシャープなメリハリを出す。キャラクターを引き立てる、清潔感のあるアニメ塗りを講座の中で組み立てます。
スカートとリボンを題材に、アニメ塗りの影を分解から仕上げまで学びます
リボンを分ける「円筒と板の組み合わせ」
リボンを円筒の一部と板に分け、スカートと同じ手順で面の向きを決める方法を学びます。
面の向きから割り出す「明暗の決め方」
分解した基本形体ごとに光の当たり方を考え、光源との関係から明るさと暗さを論理的に決めます。
前後感をつくる「裏地の表現」
スカートの裏地をどう塗れば手前と奥の距離が伝わるのか、前後感の表現方法を押さえます。
影ごとに役割を持たせる「1影〜4影の整理」
影を段階に分けてそれぞれの役割を整理し、ライティングまで理屈に基づいて入れる考え方を学びます。
印象を操る「影の形のパターン」
直線的・三角形・丸い形・流線型・うねうね・ジグザグなど、影の形ごとに絵へ与える印象の違いを比べます。
影を整える「デザインのツールとテクニック」
デザイン意識のない影とデザインされた影を比べながら、陰影の形を綺麗に整えるためのツールの使い方とテクニックを学びます。
アニメ塗りの仕上がりは「陰影のデザイン」で決まります
服のシワがキリッと際立つかどうかも、顔の鼻や頬の高さが伝わるかどうかも、アニメ塗りでは影の形で決まります。
本講座では、まず「陰影をデザインするとはどういうことか」を知り、そのうえで立体の理屈を守りながら影の形を整える方法を学びます。
感覚の話に逃げず、なぜそうなるのかを言葉で説明できる講師が教えます
イラスト講師たか
元大手企業の研究開発部門所属のイラストレーター。ゲームグラフィッカーとして、スチル・キャラクター・背景・アイテム素材など多くのイラストを手掛けてきました。
近年はイラスト講師業に力を入れており、専門学校・企業研修・お絵描き講座パルミー・YouTube等で活動中。専門学校では10年以上にわたりイラストを指導し、これまでに1000人以上の受講生の質問に答えてきました。「どうすれば悩み・問題が解決するか?」をモットーに日々活動しています。
配布するスカートの線画に、アニメ塗りの1影から4影までを理屈で置いていきます
モチーフを基本形体に分解し、1影から4影の役割と裏地の塗り分けを整理したら、配布するスカートの線画に実際に塗ります。理屈に基づいて1影から4影とライティングを入れ、最後に自分の塗った影の形を直して「デザインされた影」に仕上げます。
スカートやリボンで覚えるのは、ほかのモチーフのアニメ塗りにも当てはめる分解の手順です
本講座で扱うのはスカートとリボンですが、学ぶのは特定のモチーフの塗り方ではありません。講座では、ほかのモチーフにも当てはめる分解の手順と、基本形体ごとの明暗のルールから順に積み上げます。絵の経験が浅い方もついてこられるよう、一つずつ進めます。
3つの章すべてで、実演を見たあと自分の手で塗って確かめます
イントロ:問題の再定義
第一章:モチーフの基本形体への分解方法
・どんなモチーフも簡単な立体の組み合わせであるという考え方
・スカートとリボンを基本形体に分解する解説
・実演・ワーク
第二章:複雑な形状のモチーフの陰影の付け方
・分解した基本形体への光の当て方と考え方
・裏地の表現(前後感)
・実演・ワーク:配布線画(スカート)に1影〜4影とライティングを入れる
第三章:陰影デザインが作品に与える影響
・影の形(直線的・三角形・丸い形・流線型など)が与える印象
・デザイン意識のない影とデザインされた影の比較
・実演・ワーク:自分の塗った影の形を修正し、「デザインされた影」に仕上げる
最終まとめ・質疑応答
※受講者特典として、塗り練習用の線画と学習資料を配布します。
※当日は進行状況に応じて、一部構成や時間配分を調整する場合があります。
感覚で置く影から、アニメ塗りの理屈で組み立てる影へ
新しいブラシを試しても、プロの実演動画を何本見ても、影の位置と形を決める基準がないままでは、塗るほど仕上がりは雑に見えていきます。ごまかしが効かないアニメ塗りでは、基準があるかどうかがそのまま絵に出ます。必要なのは新しい技法ではなく、モチーフを分解し、明暗を決め、影の形をデザインするという、塗りの土台となる考え方です。
この講座では、その3つをスカートとリボンの題材で順番に通します。これからも感覚で影を置き続けるか、理屈で影を組み立てる側に移るか。ボヤッとしていた影を、キリッと際立つ影へ。太いブラシでスパッと塗った、清潔感のあるアニメ塗りを目指して、当日一緒に手を動かしましょう。
Course Details
| Start date & time | 2026/11/06 20:00 JST |
| Archive | Available |
| Venue | Discord |
About Watching the Archive
The archive can be watched on POSEMANIACS. It may take some time after the seminar before the archive is published.